ヒナの成長とロストバージン!?
どうも!ダイスケです!
今日はトリさんの話です。
さて。
こちらの記事でも紹介したように
養鶏家は
・老鶏を淘汰する
・ヒナを入荷する
という現実に直面しなければなりません。
老鶏を淘汰することほどツライものはありませんが、一方で
ヒナを迎え入れて成長を見守るのは、やはり「喜び」
そう。
今から約3か月前……
ヒナたちがやってきました!
メス75羽! オス5羽!
今回迎え入れたのは「アローカナ」という
国内でも数が激減している貴重な品種。
神秘的な青い卵を産んでくれるのです。
※ここだけのはなし、
アローカナのヒナ1羽 = 約1800円
これ、めちゃめちゃ高いです。
高知県で有名な「土佐ジロー」のヒナ2羽くらい買えるんじゃないかなぁ…
そんなアローカナたち、まだまだ慣れていないようす。
僕が近づくだけで……
もう大騒ぎwww
※ちなみに写真にうつっているイカツイ彼らは、ベテランのオス。
若者を守らせるため、となりの鶏舎から異動させました。
あ。
読者のみなさん、「孵化させてヒヨコから育てないの?」と思いませんでしたか?
それねぇ、養鶏家にとって大変なことなんですよ…
ヒヨコって思ったより「かなり弱い」んです。
ちゃんとした設備、そしてプロが管理しないと、バタバタ死んでしまうそうだ。
ワクチンも自分たちで施さないといけないし。
というわけで、プロのヒナ屋さんにお願いしています。
ヒナ屋さんで産まれた子たちは
0日齢からワクチンの施用が開始され
17種ものワクチネーションを経て
ようやく出荷されます。
とはいえ、この子たち、まだ生後123日なんです~~
死んでしまうヒヨコたちを横目に
毎日のようにワクチネーションを受け生き残ったんやね…
頑張ったねぇ……
おじさん泣いちゃう!!!!!
すみません、ちょっと、涙が……
くっっっさ!!!
ケーフン触った手がくっせえwww
この臭い、どんだけ洗ってもとれねぇ!!!
まぁ人間もそうですけど、フンって「食ったもの」なわけやん?
さらに、ニワトリは摂取したモノの70%を排泄すると言われているので
フンの量が多い!!!
もうそれはヒドイ臭いでしたよ。
※ちなみに翌日も うっすら手が香ってました
そんなこんなで
3か月が経ちました。
日齢でいえば、もう"ヒナ"の分類ではなく"成鶏"に分類されます
大人になったんですねえ
もうすっかり慣れたようで。
ここに来た当時は、なかなか食べてくれなかったエサも、いまではこのとおり
そして水もガンガン飲んでます
もちろん、あのイヤな臭いも無くなりました!!!
警戒心も弱まってきたようで。
ここまで接近してくれる子も!
そしてみなさん続々とロストバージン・初卵をむかえ、
徐々にたまごの数が増えていってます~
で。
こないだ、非常に貴重な映像をおさめることに成功しました!!!
それが、こちら…
産み落とす瞬間…
今まで何度か目撃したことはあったのですが
スマホが手元にあって、かつ、ここまでの良いアングルってのはなかったんです!
まぁ、初卵かは定かではありませんが…
ひとまわり小さい卵。
あぁ…産まれたて…あったかい……
ブログ開設以来、こんな心温まる記事があっただろうか…
冷めるような一言がこの口から出る前にお別れしましょう
それではまた。