渋柿のアルコール脱渋を4種のお酒で実験してみた
どうも!ダイスケです!
前回のつづきです!
前回の記事はコチラから⇒柿の木を見つけたハナシ
さて、アルコール脱渋やっていきましょう!!!
手順
①収穫します
②水で洗います
柿の葉には毛虫が結構つくので、とくにヘタ部分に毛虫のフンがたまっていることがあります
③タオルで水気を取ります
④35~40度のお酒を少量、お皿にとります
今回は、4種類のお酒で実験!
1.ホワイトリカー:一般的にアルコール脱渋に使われる
2.ブランデー
3.ウイスキー
4.焼酎:ちょっとアルコール度数低め(25度)
⑤ヘタ部分にチョンチョンっとつけて袋の中へ
袋は普通のビニール袋でもOK!
できれば密封状態のほうがいいみたい!
比較用に「何もつけなかったもの」も用意しました!(いちばん右)
「BLANK」ってかくところが理系っぽい…
チョンチョンってするだけでいいのか!!!簡単!!!
⑥冷蔵庫にて1週間ほど保管
⑦余ったお酒を飲む
アルコールで渋みが抜ける理由
そもそも渋柿を食べて「渋み」を感じるメカニズムとは、、、?
渋柿に含まれる「タンニン」が悪さをするのです。
「タンニン」とは タンニンとは植物に由来し、タンパク質、アルカロイド、金属イオンと反応し強く結合して難溶性の塩を形成する水溶性化合物の総称であり、植物界に普遍的に存在している。 (Wilikediaより)
あ~ 意味わからんわ~ なんて言わずに聞いてください(笑)
「タンニン」ってコトバは「総称」でして、
渋柿に含まれるタンニンの主成分は、「Shibuol(シブオール)」であると知られています。
いかにも渋そうな名前… 日本の研究者により発見され命名されたそうです。
それはさておき、
重要なのはタンニンのもつ水溶性です。
タンニンの水溶性により、唾液に溶け、舌や口腔粘膜のタンパク質と結合することにより、渋みを感じるそうです。
そこで!!!
「渋みを感じなくする」には
⇒「唾液に溶けなければいい」
⇒「タンニンを不溶化すればいいんじゃね?」
という発想がうまれるわけです
渋柿にアルコールにチョンチョンっとつけると、アルコールが果実内に浸透し、渋みの原因であるタンニン(シブオール)を不溶化してくれるそうだ!!!
理系っぽい詳しいメカニズムは、また今度解説しますね!
一週間後
この一週間、冷蔵庫を開けるたびに
「うわ~ 邪魔だな~」と思っていただけで、何も見てないし触っていません
どうなっているのでしょうか。どれどれ…
ほう。外見はほぼ変化なし、だな。
さぁ切っていきましょう
断面はこんな感じ
まだ熟してない… 気がするんだが…
んまぁとりあえず食べてみます
ちょっと舌に触れただけでわかる!
渋いヤツや!!!
ぜんぶ渋かった
もうブランク(何も処理しなかったもの)なんて、手に取ってすらない。
まとめ
・渋みは1週間ではとれなかった
⇒ちょい未熟の状態で収穫してしまったのが原因!?
それとも柿の品種がダメだったのかな?
ということで、、、
もう1週間冷蔵庫に入れときます!!!
2個ずつ仕込んでて良かった~~
それではまた1週間後に!