生でイタドリを食べると○○の原因に!?
どうも!ダイスケです!
ウチの倉庫の前は、やたらいろんなもんが生える。
結局この毒草の正体は、イヌサフランではなく
スイセンでした!
花を咲かせ、いよいよポカポカ陽気の春ですが……
ん? 今度はなんや?
これは……
イタドリだああああ!
イタドリとは
高知県の郷土料理として有名なイタドリ
春になると、いたるところで顔を出し毎年食べきれないほど生えてくるそうだ。
他県では「雑草」という認識らしく、高知県民の山菜食文化がいかに根強いかがわかる。
独特な赤い斑点模様がキモチワルイですが、
「春はイタドリがおいしいよ~」と、集落で唯一の友達であるバアチャン(80)に
出会う度に、いや、
会話してて1分おきぐらいに言われていたので
今回は…… 期待大!!!
早速、皮をむいて「生で」パクッと食べてみたのですが……
マズすぎワロタwww
酸っぱい、そしてエグイ。
これはまた地雷を踏んだのか!?毒草なのか!?
と思い検索してみたところ、
酸味・えぐみの原因は「シュウ酸」らしい
さらに調べてみると、目に飛び込んできた、この4文字。
尿 路 結 石
うわあああああああ
急に!股間が!股間が!うずく!!!
尿路結石の主成分は、シュウ酸カルシウム。
シュウ酸はカルシウムと結合しやすいため、通常、摂取すると腸内でシュウ酸カルシウムとなり、腸内吸収されず大便として排泄される。しかし、過剰摂取などによって尿中にシュウ酸が移行すると、尿中のカルシウムと結合し、これが尿路に蓄積することで"結石"になる。
(まぁ大量に食べなければ全然問題ないです。代表的なものだと、ほうれん草にもシュウ酸が多く含まれます。)
イタドリ、コワイ?
でも安心して。ちゃんと下処理すれば、シュウ酸はだいたい除去できるみたい!!!
それではレッツクッキング
手順
①適当な大きさにカットし、沸騰しない程度のお湯にさっとくぐらせる
②皮をむく
お湯にくぐらせたことで、皮がむきやすくなります!
③70~80℃のお湯で茹でる
ここで大事なのが茹で時間!
茹で時間が短いと酸味・えぐみが抜けない
逆に長すぎるとポリッとした食感が損なわれる
目安は1~2分
色が白っぽく変わったらOK!
④半日~1日、水に浸漬する
これによりイタドリ内の有機酸・シュウ酸を抜きます
できれば1時間に1回、水を交換すると抜けやすいでしょう
ちなみにシュウ酸を抜く方法として
にがりでもみ洗いする方法もあるようだ
にがりのマグネシウムイオンによって
シュウ酸マグネシウムとして除去できるということ。
⑤水を切って食べやすい大きさにカット
⑥とりあえずニンニクとトウガラシとオリーブオイルで炒めて塩コショウすれば美味しくなるっしょ
もうこの味付けは鉄板や
もやは思考停止(笑)
これだからいつまでたっても料理が上達しないのよねぇ
ちなみにニンニクもトウガラシも当農園産の有機栽培・無農薬。
触感が損なわれないよう、サクッと炒めて……
⑦それっぽい葉っぱをのせて完成
~イタドリのピリ辛にんにく炒め~
それっぽいではないか!!!
まとめ
あのね、これはね、
美味いわ。ポリッという食感がたまらん
本来は「ごま油で炒め、醤油などで味付けし、かつお節をふりかける」というのが、高知では一般的だそうだ。
それもまた美味しそうなので今度やってみるか~
後日、例のバアチャン(80)にイタドリを食べた報告をしたところ
バアチャンに尿路結石の病歴がないか
気になって眠れない夜がしばらく続きそうだ……
それではまた。